渋谷、そして東横線を離れ、伊豆で第二の人生を歩む元東急8000系
東急8000系は1969(昭和44)年、東急線でデビューした通勤型電車です。8000系としては、およそ180両が製造され、2008(平成20)年まで東横線や田園都市線、大井町線などで活躍していました。製造当初、車体は帯などのないステンレスの地色のままの姿でした。この8000系は伊豆急行に順次譲渡され、2005(平成17)年から伊豆急8000系として運用を開始し、2008(平成20)年までに45両が導入されました。2022年10月現在では、3両14編成42両が運用しています。 デビューから50年以上たった今なお、東急線の歴史を現役で伝える8000系は、渋谷から遠く離れたこの伊豆の地でも東急線ユーザーや鉄道ファン、そして伊豆急行線の利用者から愛され続けている存在です。