ふるさと納税でいただいたお礼品を自慢しあう会を開催した
こんにちは!デイリーポータルZ編集部の古賀です。
ふるさと納税といえば無洗米が返礼になる市町村を探しては寄付をするのがここ数年の楽しみです。
各地のお米が食べられてこれがどこもおいしくありがたいかぎりなのですが、今年は最後の寄付先をふるさとパレットを使って気持ち新たに探してみました。
デイリーポータルZ編集部が一丸となりふるさと納税にとりくんだ顛末は、編集部安藤執筆のこちらの記事をご覧ください!
さて、探していて返礼品で、これはと手が止まったのがこちらでした。
とにかくこのジャケ写がめちゃめちゃかっこよくないですか。暗い海を美しくてらす月。そこへ厳かにしるされるコピー「厳冬の月夜にひと晩限定で採取」。そしてタイトルコール!「まぼろしの 寒ひじき」!
演歌のカセットテープかな?と思わずにはいられません。最強クールです。
本当に恐縮なことですが、これまでひじきのことは食材として「健康に良い海藻」くらいしか思っていませんでした。軽んじていたといってもいい。
購入機会も多くなく、たまに買っても調理の腰を上げず長期で保存し(乾物のありがたみよ)、大豆を戻したついでに思い出して煮るくらいのものでした。
そのひじきがこんなに珍重されかっこいいものとして視界に登場するとはまったく意外です。ギャップ萌えってこれか!と今思い知ったかっこうです。
待ったなしで申し込みました。
ふるさと納税の返礼品というといつ届くかはそんなに気にしないというか、急いで申し込むものではないですよね。なのですが、大分県国東市の返礼品送付システムが秀逸なのか、おどろくほど速く届きました(タイミングが良かっただけかも!)。
オーラある……!
「極」の文字が光ります。貴重な品なはずですが、小袋にパンパンに詰まっておりすごい満足度。
もさっと具合が強い気がする
ひじきといえば、いわゆる芽ひじき、ひじきの先っぽの葉のところばかり使ってきたため、ひじきの全体が大きいな!という印象です。一般的な長ひじき(ひじきの茎の部分)とくらべても太さや長さに存在感があります。
海藻として迫力がある
パッケージ裏やネット検索ではサラダにするレシピが多かったのですが、いつも食べているものと比べてみたくて煮物にしました。
いつものひじき煮とはまったく違うぞ
じゃくじゃくした歯ごたえがあって、食べている実感があります。いわゆる「食べ応えがある」をひじきに感じる日がくるとは。
いい意味での磯のかおりもしっかりあって、おいしいです。
今までなんとなく食べてきたひじきにこんな奥深い世界があるとは思わず、これは返礼品を検索しなかったらグルメではない自分では知り得ないことでした。
月夜の夜にひと晩だけ採れる、かぐや姫が出す難題の答えみたいなひじきでした。
ラーメントッピングにも良しです。