藤枝の“宝” 魅力あふれる「蓮華寺池公園」の整備を中心とした魅力ある都市・交流空間の創造
蓮華寺池公園は、年間150万人以上の方が、行楽や散策、健康維持、ボランティア活動など様々な目的で利用しています。蓮華寺池公園は市の花でもある「藤」の名所としても名高く、毎年4月中旬から5月上旬に行われる藤まつりには多くの方々が訪れます。この蓮華寺池公園の魅力向上とともに、旧市街地再整備事業を進め都市の魅力向上を推進しています。
「サッカーと、時間(とき)を刻む」サッカーを中心とした、スポーツの振興、まちづくりの推進
本市サッカーの歴史は、100年の時を積み重ね、競技者のみならず多くの人がサッカーに親しみ、一つのスポーツという枠を超えた市の文化として根付いており、「サッカーを核としたまちづくり」を推進しています。また、本市では、サッカーを中心としたスポーツを核に、歴史やお茶・食文化などの“地域の宝”を結集させたスポーツツーリズムの推進など、地域活性化に取り組んでいます。
「ふじえだ花回廊」づくりを中心とした、花と緑あふれる都市空間の創出、交流人口拡大の推進
市名に“藤の花”を冠する藤枝市には、常に花を身近に感じることのできるスポットが多数存在しており、地域住民自らが花や緑を守り、育てる活動が盛んです。 このことから、“ふじえだ花回廊事業”として、花のおもてなしスポットの充実や花や緑のイベントの開催など、“花”によるシティ・プロモーションを展開し、藤枝市内で「いつも どこでも」花を楽しめる魅力溢れるまちの実現を目指します。
切れ目ない発達障害児支援など、藤枝独自の子育て支援・子育て環境の充実
妊娠・出産・育児の切れ目ない支援や、障害や発達に課題を持つ児童の早期発見と早期療育等を進め、子育てに対する不安の解消と負担を軽減し、こどもを産み育てる子育て世代の希望をかなえるとともに、子育て支援施設における遊具の更新や新たな保育施設の整備など、ソフト・ハードの両面から子育て施策の充実に取り組んでいます。
未来へつなぐ藤枝型茶業づくりなどの農林業の振興
県内屈指の有機農業の先進市である強みを活かし、有機農業の生産から消費まで一貫したサイクルの確立を目指す「藤枝市オーガニックシティ推進協議会」を設立し、地域ぐるみで有機農業の取組面積や消費の拡大を図る取組を実施しております。また、日本3大玉露の一つ「朝比奈玉露」の後継者の確保・育成や、日本茶インストラクター協会(志太支部)との協調により、小学生(4~5年生)を対象とした藤枝茶の歴史や淹れ方を学ぶ講座を開催するなど、農林業の振興に取り組んでいます。
「健康・予防日本一」を目指した、「がん検診」の推進など、市民の健康・長寿の推進
藤枝市は、死亡原因の一位である「がん」で亡くなる人を減らすためのがん検診の推進や健康寿命の増進等、市民が元気で長生きできる健康都市をめざしています。また、血液検査で胃がんのなりやすさを調べる「ピロリ菌胃がんリスク判定」や前立腺がん検診、乳がん検診の対象年齢拡大など市独自の検診体制の整備にも力を入れています。
小中学校のトイレ環境の整備や市立図書館の蔵書の充実など、教育環境の整備
藤枝市では、ICTタブレットの導入などの環境整備とともに、STEAM教育や全クラスでALTとのteam teachingによる英語教育等を通じて豊かな教養が身につく教育の充実とともに、リスキリングやリカレント教育等の幅広い世代に学びの機会を提供する藤枝市民大学等に取り組んでいます。また、市内には3つの市立図書館があり、ビジネス支援、児童・幼児教育、歴史・街道文化などそれぞれが特色を出した取組や図書の充実に努めています。
次世代環境リーダーの育成など、いつまでも美しい地球を守る地球環境の保全
藤枝市の次代を担う子どもたちを対象に、地球環境の問題から日常の環境に関する取組みの啓発等の環境教育を推進し、将来の環境リーダーとなる人材を育成するため、ハワイ州へ市内の高校生を派遣しています。また、ゼロカーボンシティの実現を目指し、カーボンニュートラルガスの導入や再生可能エネルギー設備導入支援等に取り組んでいます。
大規模地震対策など、「命」を守る危機管理体制の充実
藤枝市では、南海トラフ大地震や線状降水帯等による風水害などの大規模自然災害対策として、各家庭の家具の転倒防止器具の無料取り付けサービスや感震ブレーカー設置支援、トイレカー・多目的支援車の配備、GISを活用した防災対応など、市民の命と財産を守る対策を実施しています。
文化の振興や発展及び地域資源として活用した観光交流の促進
藤枝市固有の陶芸や合唱などの「芸術文化」や日本遺産に認定された旧東海道等の「歴史文化」、サッカー等の「スポーツ文化」の振興・発展とこれらを貴重な地域資源として活用した観光・交流を進め、重点プロジェクトとして陶芸を核とした芸術文化・観光交流拠点づくりに取り組みます。
「新型コロナウイルス対策」や感染症拡大を防止する「新しい生活様式」への対応
藤枝市では、新型コロナウイルスの影響により、経済的な影響を受けている中小企業者や創業者の事業継続支援、「3つの密」を避けるための行政施設・病院等での受付の電子化推進、今後の感染症拡大防止を想定した「新たな生活様式」への対応に向けた仕事や教育のリモート環境の拡大に取り組んでまいります。
現在、藤とサッカーと東海道のまちとしてその名が全国に知られている藤枝市は、江戸時代には東海道五十三次の21・22番目の宿場町「岡部宿」「藤枝宿」としてにぎわい東海道の交通の要衝でした。明治時代になると、農業・商業を中心に発展し、1889年に東海道線、さらに1913年には藤相鉄道(とうそうてつどう)が開通したことで、お茶・しいたけ・みかんなどの特産物の集散地として重要な役割を担うようになりました。
藤相鉄道・中遠鉄道などと合併して発足した静岡鉄道は1941年の戦時下で東急グループの一員となったこともあることから、東急グループとは歴史的にも深い関わりがあります。静岡鉄道成立時の初代会長には五島慶太(東京急行電鉄の事実上の創業者)が着任しています。
藤枝市は現在、JR東海道本線、新幹線、国道1号バイパス、東名高速道路、新東名高速道路といった日本の大動脈が、まちを東西に走っています。
さらに、しずてつジャストライン株式会社と東急トランセが共同運航する渋谷ライナー(富士山静岡空港・藤枝駅南口等発着)が交通の利便性を高める一役を担い、藤枝市の発展に寄与しています。